Basic(仮設工事・解体工事・基礎工事・鉄骨工事・耐震補強工事)
工事現場では、工事が始まると通行人の危険防止、盗難防止などの目的で、工事の規模に応じて鉄柵、板べい、鉄板べいなどの仮囲いを設けます。
建設予定の敷地に建物の位置を示すため、杭を建築物周囲の柱心または壁心などの位置に立て、杭相互になわを張り設計図ではわかりにくい隣地境界、道路境界など建築物との間隔を明確にします。
また、建築物が高くなってくると、地上では作業できません。そこで、外部に高所でも安全に作業ができるように、作業床(足場)を作ります。
建築物を支え、地盤に定着させる部分を基礎といいます。基礎は上部建物の荷重のほか、地震、風などの荷重に対しても安全な構造にします。土を盛って造成した地盤は建物の沈下の原因になりますので、念入りな基礎工事が必要です。
Wood(木工事・断熱工事)
木材は、素材、製材、各種合板など日本林業規格(JAS)のものを用います。加工された木材は、現場で組み立てを行いますが、木造の場合は、土台、柱、梁、小屋組を組みあげて棟上げまでの作業を建方といいます。
建方がほぼ終わると、軸組のゆがみを直し、筋かいを入れたり、構造金物を用いて骨組全体を固めます。
断熱材の種類として、ロックウール、グラスウール発泡、ポリエチレン、ウレタンフォーム等があり、屋根、外壁用の材料として木毛セメント板もあります。既設建物の天丼断熱では、現場発泡も施工できます。
Plaster Work(左官工事・ブロック工事)
塗下地は、伸縮、変形などの少ない適当な材料で、しかも、塗付は材料がよく接着することが必要です。木ずり下地、コンクリート下地、ラス下地、石こうボード下地、こまい下地などがあります。
建造内部の左官仕上は、一般に気密性の高い金属性のサッシの取付け後になる場合が多いので、塗仕上材料を決める時には材料の硬化性に留意し、施工の時には通気性が大切です。
塗仕上には、しっくい塗、石こうプラスター塗、モルタル塗などがあります。
Steel & Tile(屋根・金属建具・タイル工事)
屋根は、長い年月にわたつて強い日光や風雨にさらさねるので、これらに耐える性能をもつことが必要です。さらに、建築物の形態とあいまって外観を決定し、使用価値、経済価値を強く支配するので、仕上材料を合理的に用い、建築物の性能を高めるようにします。
瓦ぶきは昔から広く用いられている屋根仕上げですが、ほかにスレートぶき、波板武器、カラーベストぶき、金属板ぶき、などがあります。最近は、内外装の仕上げにメンテナンスの容易な耐久性の高い金属板を使用して、外観、内装のイメージアップをはかる工事が多く見られます。
また、金属板は防水性がよく、軽くて強度もあり、曲げ加工などの加工性に富みますが、さびやすいのでステンレスなどを使用します。金属製建具は、鋼製とアルミ製がありますが、本製、アルミ製に比べ、鋼製は強度、耐火性に優れています。しかし、さびやすく重量が大きいため、最近では、アルミ製が多用されています。
アルミ製は軽量で耐久性があり、精度が高いので、気密性や遮音性にすぐれています。また外観が美しく、さびや変形がないので維持も容易です。
タイルは耐久性にすぐれ、汚れにくく色調も豊かです。水廻り部分だけでなく、内外装の仕上材として、タイルがよく使われるようになりました。
Exterior(外構工事)
外構とは、敷地内の建物以外の構造物で、建築の使用上、あるいは維持、管理上必要なもので、外柵・門・築庭・植栽等をいいます。
石垣は、石積みによる擁壁で、間知石積み、切石積み、割石積み、雑石積みなどがあります。最近では、コンクリート製品の防災用ブロックなども多用されています。
駐車場の舗装として、カラーアスフアルト、ブロック、コンクリートなどがあり、車の種類によつて厚みを決めます。側溝工事では、L型、U型側溝に水ます蓋をつけます。
玄関、アプローチ植栽は周辺の建物や風景との調和を考えて、美観、防犯面での設計、施工が必要です。
Water Proof(防水工事)
漏水は、建物をいためる主な原因の一つです。そこで、当社は建物の構造等に適した防水工事を責任施工しております。
防水工事には、アスファルト防水、シート防水、塗膜防水等があります。また、建物構成部材の取合い部分など、細部の防水方法としてシール材による防水があります。
室内で防水上最も問題となるのは、床スラブを貫通する配管部及び便器廻りですが、貫通部材と防水層との密着を完全にするため、現場チェックを綿密にして施工します。
Painting(塗装工事)
吹付け塗は、エアーコンプレッサーとスプレーガンを用いて塗料を吹付けるもので、吹付け距離は30cmを標準とし、被膜面に平行に動かして塗装します。
吹付け塗装材料には、アクリル系リシン、アクリル系弾性リシン、ボンタイル、弾性ボンタイルなどがあります。
「弾性」とついているのは、材料のなかにゴム入の塗装材料が弾性を発揮し、亀裂を外壁表面に出さない働きをします。 アクリル系は防水にも重要な役割を果たし、雨水を壁に浸透させにくくします。(都市部ではローラー塗装が主となりつつあります。)
塗装は、低温、多湿を避け塗装下地面の汚れ付着物を除去し、塗装に適した塗面をつくることが必要です。塗装場所に応じた塗料、塗装用具の選択も大切です。
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Reform&Interior / Renewal(リフォーム・内装・設備改修・リニューアル工事)
内装は、建物内部の床、壁、天丼の仕上として行われるもので、新製品、新工法の開発もあり、その材料、工法は非常に広範囲なものとなっています。
床仕上は、その場所の使用目的に従って、必要とする機能を考え、それに適した材料を選ぶことが大切です。床仕上には、板張り、塗り、タイル張り、シート貼り、畳敷き、カーペット敷きなどがあります。
壁、天丼仕上には、クロス貼り、プリント合板貼りなどがありますが、見本品によって色合い、模様を決めます。